顧問・井出 誠
今年度は高一が10名入部し、近年になく大人数になりました。といってもやはり登山の初心者が多く、また兼部している部員も多いので、山行でもなかなか全員参加できることはありません。しかし6月の夏山トレーニング山行では、鍋が足りず急遽増やしたり、テントの割り振りに苦労したりと、今までにはなかったことがいろいろと起こりました。
OB会の皆様にはいつもお世話になっています。 11月の小屋閉めでは薪割りもさせていただきました。薪割りは初めての生徒がほとんどで、とても喜んでいました。
今年度は2月に大雪が降り、予定していた定例山行を見送りました。3月9日に大山に行きましたが、まだ雪が多く残っていました。見送った山行は生徒が企画したものなので、春季休業中にはなんとか実施したいと考えています。
夏季合宿(八ヶ岳南部) 8月7~9日
このコースは2日目をサブザックで行動でき、稜線上の小屋のサポートも受けやすいので、山行経験の浅いメンバーの多い現在の山岳部に適したコースです。
初日は美濃戸口から北沢を通り赤岳鉱泉で幕営。炊事場も整備されトイレも清潔で快適な幕営場でした。幕営地からは翌日のルートが良く見えました。 2日目はサブザックで硫黄岳から横岳を経由して主峰赤岳に登りました。硫黄岳から赤岳天望荘までは良い天気に恵まれ、雄大な眺望や岩稜帯歩きを楽しみました。残念ながら赤岳山頂では雲に包まれてしまいましたが、予定通り阿弥陀岳を回りました。中岳のコルから阿弥陀岳の往復では、荷物を置いて自由に登らせたところ、一番速い部員は10分足らずで登ってしまい驚きました。
翌日は行者小屋から南沢経由で美濃戸口に下りました。
2泊3日でしたが、八ヶ岳南部の自然を満喫できた合宿でした。(井出)
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