3号H_01
19回生 西野 章子

 秋も深まった11月30日、小平の“マ・メゾン”で「小森先生を囲む会」を行いました。1966-67年卒2代での同期会、19名が参加しました。当時顧問の小森先生、そしてお世話になった諸先輩方と共に懐かしいひと時を過ごしました。卒業してからすでに49年です。果たしてどなたなのか、名前を思い出すまではパズルのようでした。自己紹介で初めて高校生の時の顔と重なりました。

 小森先生は、山岳部での私達の事を鮮明に覚えていらっしゃることに驚きました。今はどうしているのかと、とても気にかけてくださいました。そして、学校側との間に入ってのご苦労や気遣いなどを伺うと多くの方々に支えられての山岳部だった事を深く思いました。

 夏山の数枚の写真を見ながらタイムスリップ。出てくる話をつなぎ合わせると、記憶は戻り、青春時代が駆け巡りました。 夏トレで食糧係のとき、先輩から保存するための方法を詳しく教えられ、教室では学べないことだと感激しました。夏山の朝の3・4・5時も疑問でしたが、登ってみて良く分かりました。夏山の帰り(確か)軽トラの荷台に乗せてもらいキスリングを下し、全員放心状態で汗まみれの体を寄せあったことも思い出です。かなり長い時間でしたが、どうしてそうだったのか前後は全くわからず、その光景だけを覚えています。又、戻る勇気、途中で下山する決断の大事なことも体験しました。男性からはポリタンの水を目の前で捨てられた等、先輩の無情の愛?の数々も、今はもう笑い話になりました。

 最後に小森先生から、今日の会をとても楽しみにしていたこと、会えなかった山岳部の皆さんとも是非、お会いしたいとのお言葉をいただきました。今もなお麗しのメッチェン、波田野さん・西成田さん(旧須田・馬場)から小森先生への花束贈呈で2時間の楽しい集いを締めくくりました。