16回生 坂本 貴男
9月2日(火)晴れ。7人の高齢者(75歳を頭に63歳まで、平均年齢70歳)に加えて、看護師の卯之原リーダーのお嬢さんに同行してもらいました。八王子駅に8時に集合し、2台の車に分乗して高速道を乗り継いで、酒田市・湯の台温泉の鳥海山荘に午後4時頃到着、走行距離は約500㎞でした。
鳥海山荘は、北に鳥海山、南に庄内平野や日本海を望む見晴らしのいい高原に建っていて、露天風呂では月山から日本海までの広大な眺望を楽しみながら、身も心もリフレッシュできました。
林道終点は駐車スペースとトイレがある滝ノ小屋登山口、すでに森林限界近辺で、登りはじめは灌木に囲まれた緩やかな坂道、そこからは丸太の橋や石伝いに何度か沢を渡ると滝ノ小屋、小屋の先からは雪渓が出てきてササが茂り高山の趣きがありました。 河原宿小屋(営業してませんでした)を経て大雪渓の横で昼食、その後も雪渓を2~3ヵ所トラバースして、外輪山の伏拝岳と七高山を経て16時に鳥海山の最高峰・新山の山頂に着きました。新山は巨岩が積み重なった荒々しい姿をしていて、山頂に着くまで足場の悪いガラガラした溶岩の岩山をよじ登りました。
この日の宿は、新山の山頂から火口壁を下ったところにある大物忌神社の御室小屋、既に20人近くの登山者が来ていました。小屋は水が少なくて夕食は鯖煮と佃煮の質素な食事でした。
9月4日(木)晴れ。日の出頃に見ることができる影鳥海を見たいと思い、薄暗い中を起きて外に出てみましたが、風が強く雲が多くて見ることができませんでした。
9月4日(木)晴れ。日の出頃に見ることができる影鳥海を見たいと思い、薄暗い中を起きて外に出てみましたが、風が強く雲が多くて見ることができませんでした。
6:30に出発し、鳥海湖周辺、七五三掛、千畳ヶ原を経て、河原宿小屋からは昨日通った同じ道で車を駐車していた林道終点に戻りました。この日のコースは、途中で出会った登山者は2~3組ほどの静かなルート。お花畑にはリンドウ・アザミ・ニッコウキスゲなど多くの高山植物が咲いていました。 この日の宿は鶴岡市のあつみ温泉、情緒あふれる日本庭園のある旅館で天然温泉をゆったりと満喫しました。


9月5日(金)小雨、曇り。日本海東北自動車道、北陸自動車道、関越自動車道を通って、世界遺産に登録されて間もない富岡製糸工場を見学してから八王子駅に18:30全員元気で帰ってきました。
今回は、雄大な出羽丘陵や月山を遠方に眺め、眼下に広がった庄内平野や日本海などを望むことができ、印象深い山行となりました。また途中で見た高山植物や雪渓など楽しいことがたくさんありました。特に、山に登る前と登った後でゆったりと温泉につかることができたのが何よりでした。
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