5号D_01
東の涸沢、西の白出沢は積雪期には雪崩の危険があり、涸沢岳西尾根は冬季に奥穂高~北穂高の稜線に立てるもっとも容易なルートである。

12月29日
 前夜、東京を出発し、新穂高温泉駐車場に幕営。6時起床し、8:05 新穂高温泉発(1080m) 。小雪が舞っている。
 9:25 穂高平小屋(1345m)にて一休み。10:55 ~11:15 白出沢出合(1540m)。農大パーティーがいて、中崎尾根経由で槍を目指すとのこと。
 11:20 涸沢岳西尾根分岐(1555m)から西尾根に取り付く。薄日がさしてきて、天候は回復傾向。寡雪で藪だが、濃くて歩きにくいというほどではなく、踏み跡もあった。数パーティー入っていた。1900mあたりから急になった。
 14:10、2200mで幕営。18:30、就寝。
5号D_03
12月30日
3時起床。5:30、アイゼンを付けて出発。
7:27 樹林帯を抜け(2600m)、蒲田富士の登りにかかる。ロープがフィックスされている部分があったが、さほど危険個所に思えなかった。
8:30、蒲田富士(2742m)を右肩から越えると、展望が開けた。長いリッジが伸びていて、両側は切れている。8:44、正面の主稜線から朝日がさしてきて、リッジをスポットライト状に照らした。
9:10、正面にルンゼに取り付く。ルンゼを150m登ったが、ステップができていて、思ったより登りやすかった。
11:07、山頂への岩稜に出た。恐竜の背のような尾根になっている。風が強い。西尾根の北側に槍ヶ岳が視認された。

11:20、涸沢岳山頂(3103m)エリアを越すと、正面に奥穂高が迫っていた。右にジャンダルムが黒い。目下に穂高岳山荘がみえる。慎重に降りた。
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12月31日
3:30、起床。風が強い上にホワイトアウトしていた。夜明けと天候の回復を待って、6:45、リーダーとアンザイレンして出発。
7:30頃、岩稜の末端でガスがあがった。中崎尾根が幻想的に浮かび上がった。
12:05~12:15、白出沢出合い。
14:00、新穂高温泉帰着。