通常GW前には冬季閉鎖が解除される県道218号のすずらん~上日川峠間だが、今年は緊急事態宣言にあわせてGW中も通行止め(5/7時点でも開通時期未定とのこと)。「小屋の維持管理作業のため」と、大槻さんが管理事務所で通行許可を得てゲートの鍵を借りたうえでの実施となりました。
また感染防止のために、各自の車で集合し、宿泊はせず日帰りとしました(前日に鍵を借りた大槻さんのみ前日からヒュッテ泊)。

5/2(土)11:00すずらん集合。参加者は、並木さん(10)、今泉さん(10)、野口さん(19)、大槻さん(21)、塩塚(40) の5名。そこで早めの昼食をとり、各自の車でヒュッテへ向かいました。

【主な作業内容】
・水道復旧、夏トイレへの切り替え、ガスと電気の確認(集合前に大槻さんが実施済み)
・給湯器の設置(2つのうち片方が故障のため1つのみ設置)
・プロパンの空缶3本を勝縁荘前へ運ぶ
・踏み外された玄関すのこの応急修理
・掃除機にたまったゴミ捨て(最も古い掃除機は中の網が破れていたため廃棄)
・ヒュッテ内の清掃(トイレは壁面等も抗菌スプレーで雑巾がけ/居室は梁などに溜まったすすを払い雑巾がけ…)

現役医師の野口さんがこの状況下で小屋開け参加。初の小屋開けとのことでしたが、細かなところまで清掃していただき、十数年積もった塵埃もすっきりきれいに!
日帰り&少人数での実施でしたが、必要なところは一通り整備することができたと思います。参加いただいた皆様、ありがとうございました!

晴天で暖かい気候の中、稜線まで出れば素敵な山歩きになるだろうな~と時折上を見上げながらの作業でした。
また、上日川峠まで車やバスで上がれず、周辺の山小屋はすべて営業自粛中、登山自粛の立て看板が出ていることなどから、登山者の声が山の中で全くしないのも不思議な経験でした。

* 今回薪運びはできませんでしたが、現在のストックで今年度いっぱい大丈夫そうです。
* 勝縁荘前の台風被害を昨年秋の小屋閉めで補修しましたが、もう少し砂で埋めないと軽トラで通ることは難しいかもしれません。プロパンや薪の運搬前には砂利埋めが必要だと思います。

作業終了後、ヒュッテ裏での集合写真(皆マスク)
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